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kznagamori

# WSLの初期設定と問題対策

## 1. 初期設定

### 1.1. ubuntuのユーザ作成

以下のコマンドを入力してユーザを作成します。

```
adduser <ユーザ名>
usermod -aG sudo <ユーザ名>
```

`<ユーザ名>`を作成したいユーザ名にしてください。
実行結果は以下となります。

```
root@LAPTOP-SSBI3BQM:~# adduser hoge
Adding user `hoge' ...
Adding new group `hoge' (1000) ...
Adding new user `hoge' (1000) with group `hoge' ...
Creating home directory `/home/hoge' ...
Copying files from `/etc/skel' ...
New password:
Retype new password:
passwd: password updated successfully
Changing the user information for hoge
Enter the new value, or press ENTER for the default
        Full Name []:
        Room Number []:
        Work Phone []:
        Home Phone []:
        Other []:
Is the information correct? [Y/n] y
root@LAPTOP-SSBI3BQM:~# usermod -aG sudo hoge
root@LAPTOP-SSBI3BQM:~#
```


### 1.2. WSLの起動時ログインユーザの指定
以下のコマンドを入力します。`hoge`は、起動時にログイン状態にするユーザ名に変更してください。
```
cat << EOF >> /etc/wsl.conf
[user]
default=hoge
EOF
```
上記コマンドは、`/etc/wsl.conf` というファイルを作って、以下の内容で保存します。  
`hoge`は、起動時にログイン状態にするユーザ名となります。
```
[user]
default=hoge
```

WSL の Linux を終了するため、powershell で WSL を終了させます。

```
PS C:\> wsl --shutdown
PS C:\>
```

## 2. 問題対策

### 2.1. resolv.confの問題対応

`/etc/resolv.conf` が上書きされ、名前解決ができなくなる問題が発生するときがあります。  
その場合、`/etc/wsl.conf` に以下を追記します。

1. 以下のコマンドで`nano`を立ち上げます。

```
sudo nano /etc/wsl.conf
```

2. 以下の内容を追記します。

```
[network]
generateResolvConf = false
```

`Ctrl + o`を押下して保存し、`Ctrl + x` を押下して`nano`を終了します。

3. 以下のコマンドで`nano`を立ち上げます。

```
sudo nano /etc/resolv.conf
```

4. 以下の内容を追記します。

```
nameserver 8.8.8.8 
```

wslを再起動した場合に、`/etc/resolv.conf` が消える場合は、上記処理に追加して以下を行います。

```
sudo chattr +i /etc/resolv.conf
```

### 2.2. WSLを起動しようとした際、以下のエラーで失敗してしまう。

```
スタブは正しくないデータを受信しました。
Error code: Wsl/Service/0x800706f7
Press any key to continue...
```

**解決策**  
`Windows PowerShell（管理者）`を立ち上げ以下のコマンドを入力します。

```powershell
netsh winsock reset
```

以下のメッセージがでますが、再起動してはいけません。  
再起動するとWSLの起動がエラーで失敗してしまいます。

```
Winsock カタログをリセットしました。
リセットを完了するためにコンピューターを再起動する必要があります。
```

